カウンターはラリーの主導権を取り返すために有効な技術です。
闇雲にドライブで返球したのではなかなかうまくいきません。
カウンタードライブの基礎をポイントごとにまとめました。
①予測できる時のカウンタードライブ
まずは予測できる場所に帰ってきた場合のカウンタードライブを説明します。
俗にいうライジングカウンターというやつです。
丹羽孝希選手の得意技です。観客を沸かせる高等テクニックを覚えましょう。
~打点を意識する~
ライジングカウンターというように、ライジングで返してあげる必要があります。
そのための一つ目のポイントは打点。
・バウンド直後をとらえる
予測できるところへ来たので、バウンド直後を捉えて返球します。
速いテンポが強みのライジングカウンターは、この打球点の速さ、テンポの速さが武器です。
迎えに行ってあげる感覚で捉えましょう。
~体の使い方を意識する~
次に意識するのは体の使い方です。
・膝をまげてスイングする
これを意識してください。
腰を使ったり、腕を振ったりなどの技術はライジングカウンターでは少ししか要りません。
膝をまげ、しゃがみ気味になると自然とラケットが上がり、スイングの動きをします。試しにやってみてください。
膝を落とすとスイングがコンパクトにできるのです。
これを利用して、自らスイングするのではなく、膝を曲げたときに自然とできるスイングを利用してカウンターします。
これは丹羽選手がよくやるやつです。丹羽選手の動画を見て研究してみてください。(彼はたまにしゃがまない事もありますが、しゃがむ方が理想的です)
~スイングを意識する~
次にスイングの振り方を意識します。
・コンパクトに早く
・少し巻いてカーブドライブのように返す
この二つがポイントです。
まず、ライジングカウンターなのでコンパクトなスイングを心がけましょう。
これは前述したバウンド直後を捉え、膝を曲げる打ち方に繋がります。
もう一つはスナップを使って少し巻くようなイメージでカーブドライブのように返しましょう。
これはやらなくてもいいですが、やるとライジングっぽく曲がるカウンターができます。コツは少しかぶせめにインパクトし、横回転をかけてあげることです。
~ライジングカウンターまとめ~
・バウンド直後を捉える
・膝を曲げてスイングする
・コンパクトに早く
・少し巻いてカーブドライブで返す
この四つがポイントです。
丹羽選手のライジングカウンターをイメージしましょう!
ライジングカウンターにはブロックからの展開にも活用されます。ブロック→ライジングカウンターというのは丹羽選手の王道パターンです。こちらのブロックの技術のポイントも押さえておくと効果的です。
②予測できない時のカウンタードライブ
次に、ボールが来るまでどっちに来るか予測できない場合のカウンタードライブを紹介します。
こちらはライジングカウンターとはまったく違ったポイントが必要になります。
~打点を意識する~
こちらでも打点を意識します。が、
・打点をできるだけ落とす
ことがポイントです。ライジングと逆ですね。
予測できないので、来てからドライブのタメをしては間に合いません。
それを補うために打点を落として、引きつけてからカウンタードライブをします。
一歩下がって引きつけて、カウンターの時間を補いましょう!
~卓球台との距離~
前述したように、タメが必要になります。なので、
・一歩下がって距離をとる
ことがポイントです。
台から一歩下がって、引きつけるための距離を取りましょう。
感覚として、ドライブの引き合いに近いです。が、それよりは少し前になります。
この下がる距離の感覚を練習して慣れておきましょう。
~スイングを意識する~
こちらはライジングカウンターと同じになります。
・少し巻いてカーブドライブにする
ライジングと同じ要領で、曲げて返して取りづらい球にしましょう。
~予測できない場合のカウンタードライブまとめ~
・打点をできるだけ落とす
・一歩下がって距離をとる&タメをつくる
・少し巻いてカーブドライブにする
以上がポイントになります。
こちらも不利な状況からラリーという対等な状況に持っていける技術なので、ぜひ習得してみてください!
カウンターを練習する時は、丹羽選手の動画はほんとに参考になります。
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