サービスの基礎

2018年7月6日2024年5月4日

サービスの引き出しが多い人は試合に強い人です。

サービスはいくら練習しても腐ることはありません。

練習した数だけサービスの種類は増えます。サービスの数だけ戦略が増えます。

しっかりと時間をとるべき練習メニューです。

今回は基礎ということで基本的なところをまとめました。

～何はともあれ回転が命！～

サービス練習では回転をかけることが命です。

全力で回転をかけましょう。入るか入らないかは二の次です。

強い回転をかけるコツは

・スイングスピードを速くする

・スナップをきかす

・トスを高く上げる

・全ての勢いをインパクトのにをMAXにする

この四つを意識すれば回転量の多いサービスが出ます。

一番はやっぱりインパクトの瞬間が大事です。サービスのモーションで溜めたパワーを全てインパクトの時にボールにぶつけましょう。

もう一度言いますがサービスは回転が命です。自分のかけやすいモーションを見つけるのも必要な練習です。

回転がかけれて初めて実戦で使いましょう！

①フォアサービス

まずはフォアサービスから。

試合において自分のサービスの軸にしている人が多いです。

サービスのしやすさと負担の少なさから主力のサービスにするには最適です。

順横回転と逆横回転を軸にしている人が多いです。そこに下と上を使い分けるのが王道パターンですね。これは是非とも習得しておきたいですね。

～順横ベースのサービス～

このサービスはボールの、自分に一番近い側面を擦ると横下回転、台から一番遠い側面を擦ると横上回転がでます。

この使い分けがしっかりできるようにしましょう。

このサービスはティモ・ボル選手のサービスが大変参考になります。彼の横上と横下の使い分けはまさに私が説明した通りのものです。

フォームはあなたの自由で構いません、横上と横下の使い分けをマスターしましょう。

～逆横回転ベースのサービス～

逆横を出す主な方法として、

・巻き込みサービス

・・YGサービス

という二つの方法があります。

巻き込みサービスは、順横のフォームよりも強烈な回転がかけやすいサービスになります。

しかしその反面、モーションから回転がバレやすいのでフォロースルーでカバーが必須になります。

巻き込みサービスは丹羽孝希選手のサービスが参考になります。彼はだいぶリラックスしたサービスを出すので独特ですが、巻き込みサービスは一級品です。

YGサービスは専用のモーションで逆回転をかけます。

マスターするには難易度が高いので、相当な時間を費やして完成させましょう。

難易度が高いだけあって、非常に強力な武器になります。世界で活躍するプロの方たちも多用していることからもそれがわかります。

YGサービスの何が強力かというと、横上か横下かわかりづらいというのが一番だと思っています。

横上、横下ともに似た軌道をするためです。これは他のモーションでは起こりづらい現象です。

もう一つは回転量の多さです。

手首のスナップを利かせることが大前提のサービスであり、スナップを利かせば利かせるほど鋭いサービスになります。

順横の時とは違い、ボールの自分から一番遠い側面（逆側）を擦ると横下回転になります。横上は同じく台から一番遠い側面を擦りましょう。

このサービスはティモ・ボル選手、樊振東選手、張継科選手が大変参考になります。樊振東選手が一番鋭いサービスだと感じますが、参考になるのはボル選手のYGサービスです。シンプルなので真似しやすいです！

②バックサービス

バックサービスはカットマンの方が主力にしている事が多いですね。

次のプレーへ移ることに長けています。

ドライブマンの方もマスターしておくと流れを変えたいときに効果的です。

このサービスは基本的に逆横回転のサービスに上と下を織り交ぜるものです。

横上と横下は使い分けましょう。

コツとしは、横に擦る速さを上げれば上げるほど分かりづらいサービスになります。

バックサービスといえばやはりドミトリ・オフチャロフ選手が有名です。あの独特なモーションのサービスは面白いです。真似するのは難しいですが、インパクトの部分などは参考になると思います。

他にも水谷隼選手や丹羽孝希選手は流れを変えたいときに短い下回転のサービスをバックサービスでよく出しますね。