センスの塊丹羽孝希選手を評価してみる。

2018年7月30日2024年5月2日

日本のセンスの塊プレイヤー丹羽孝希選手について語る。ただそれだけの記事になります。

丹羽選手はクールでセンスの塊という中二病が想像する一番かっこいいキャラみたいな選手です（笑）

水谷選手と吉村真晴選手と三人で初のオリンピック団体でメダルを獲得した人です。あの時は最高の感動をありがとうございます！！

そんな丹羽選手、いろいろと人によって評価がわれるところがあります。私はこんなふうにみてるよ～という程度のものですので気楽に読んでください（笑）

～センス・センス・センス～

もうね、なにはともあれセンスの塊なんだこりゃ～。

今ままで見たことがないようなプレーを公式戦でささっとやってのけちゃうんです彼は。ほんとうにセンスの塊だなと思わされます。

センスと一言でいっても色々なセンスがありますが、彼は回転のセンスの神様でしょうね。あらゆる回転をマスターしているように思われます。代名詞のような技のカットブロックは芸術級のレベルです。おそらく世界で一番カットブロックが上手く、一番使用している選手になります。

そもそもカットブロックは公式戦で使えるような実践的なものではなかったのですが彼は技の一つにまで昇華しました。そしていつしか彼の得意技に。

その他にもカウンター技術の高さにもセンスがうかがえます。彼のカウンターはおそらく世界最速。とんでもない反射神経と読みの能力の持ち主です。

キング・オブ・センスでしょう！！

～世界最速カウンター～

彼の最大の魅力は世界最速のカウンターです。

高校時代から異常なカウンターセンスで騒がれていましたが、今でも彼といったらカウンターだと言いきれます。バックハンドのカウンターもやりますが、やはりフォアハンドのカウンターがピカイチでしょう。きれいに決まったカウンターはリプレイで何度みてもうっとりしてしまう作品です。

彼のカウンターは馬龍やボルでさえもノータッチになることが多いです。そしてカウンターエースをとったあとのクールな表情がたまらんです！

パワーがないという弱点を速さでカバーしているというのは有名な話ですが、彼ほどのスピードを出せる選手はこの先現れるかどうか・・・そんなレベルです。

～多彩な台上技術～

チキータとフリックのうまさも触れなくてはいけませんね。

特にチキータです。どこに力が入っているんだと言いたくなるようなフォームからとんでもない速さのチキータを出します。丹羽選手の特徴にやる気のなさそうな時ほどすごいプレーがでてきます（笑）

特に松平健太選手とのダブルスでの台上技術は世界最高クラスだと思っています。ダブルスだからこそ見れる全力のチキータが見れます。個人的にダブルスの試合のほうが丹羽選手のセンスが垣間見れるプレーが多くて好きなんですよね。誰かわかってくれますか（笑）

彼は高校の時のインタビューで、なぜチキータをやり始めたのですか？という質問に、「やってみたら出来た」という強烈なコメントを残しています。

ん～かっこいい！

～カットブロック～

カットブロックといえば丹羽。

丹羽選手のカットブロックをみてカットブロックを練習し始める人が急増です（笑）あれは実戦用じゃないということを前提に練習してくださいよ！（笑）

丹羽選手だからこそ実戦で使えるカットブロック。基本相手がどの選手でも関係なく使ってます。特にオフチャロフ選手には効いていた印象があります。

これもおそらくパワーのなさをテクニックで補おうとした結果たどり着いた答えなんじゃないでしょうか。かれはもともとボールに回転で変化をつけることが得意だったので習得も簡単だったのではないでしょうか。

彼が大会でカットブロックを使用するようになってから、馬龍選手やサムソノフ選手など、カットブロックを使用する選手がでてきました。これには驚きましたよ。彼は卓球の歴史を少し変えましたね。

～しかしパワーは物足りない・・・～

丹羽選手の弱点であるパワーの問題ですね。

プロの世界ではかなり小さめな丹羽選手の体格もあり、パワーが問題視されることが多いです。事実パワーのなさは彼の一つの課題でしょうね。

前述したように速さやテクニックで補ってはいますが、それでもまだ足りない何かが気になってしまいます。特に引き合いやロビングに対するスマッシュなどの場面でなかなか決めきれない場面をよく見ます。その展開にもっていかないための前陣速攻という彼のスタイルですが、中国選手やトップクラスの選手たちはちゃんと速い攻めも守ってきますのでラリーになりやすいです。そこで得点できるようになればもはや敵なしなのですが、なかなかそうはいかないようです。

特に中国選手相手に弱いイメージがあります。水谷選手や張本選手はいい試合をしてくれる事が多いですが、丹羽選手はあっさり負けてくる印象があります。やはり速攻で決めきれない相手はきついのかなと感じてしまいます。

弱点といえばパワーくらいですかね～。

ここで少し批判的なことを書いてしまいましたが、私は丹羽選手の大ファンです！彼のセンスあふれるプレイに心躍らされています！！

丹羽選手のこれからの活躍も期待したいですね！

個人的にあのやる気のないように見える態度とたまに見せるガッツポーズが好きです（笑）